02ターミナルの基本操作
コマンドの入力と実行
ターミナルでは、キーボードからコマンドを入力し、「Enter」キーを押すことで、そのコマンドが実行されます 。基本的なコマンドの構造は、「コマンド名」、「オプション」、「引数」の3つの部分から構成されています 。
コマンド名: 実行したい操作の種類(例:cd、ls)。
オプション: コマンドの動作を細かく指定するための追加情報で、通常「-」や「–」で始まります 。
引数: コマンドが操作する対象(例:ファイル名、ディレクトリ名) 。
コマンドを入力する際には、大文字と小文字が区別されますので、正確に入力する必要があります。また、コマンド名、オプション、引数の間には、半角スペースを一つ入れます 。
ターミナル画面に表示されている「$」マークは「コマンドプロンプト」と呼ばれ、コンピュータが次のコマンドの入力を待っている状態を示しています 。
ディレクトリの移動 (cd command)
ファイルシステム内を移動するために使う最も基本的なコマンドが「cd」コマンドです。「cd」は「change directory」の略で、現在の作業ディレクトリを変更するために使用します 。
現在のディレクトリ内にある特定のディレクトリに移動したい場合は、「cd」の後に移動したいディレクトリの名前を入力します。例えば、現在のディレクトリにある「Documents」というディレクトリに移動したい場合は、次のように入力して「Enter」キーを押します 。
cd Documents
一つ上の階層(親ディレクトリ)に移動したい場合は、「..」を引数として指定します 。
cd..ホームディレクトリに直接移動したい場合は、引数を何も指定せずに「cd」と入力するか、「~」を入力します 。
cd
または
cd ~
ファイルシステム内の特定の場所を直接指定することもできます。これは「パス」と呼ばれ、ルートディレクトリ(一番上の階層)から目的のディレクトリまでの道筋を示します。パスには、絶対パス(ルートディレクトリから始まる)と相対パス(現在のディレクトリからの位置を示す)の2種類があります 。
移動先のディレクトリ名が分からない場合は、後述する「ls」コマンドを使うと、現在のディレクトリにあるファイルやディレクトリの一覧を表示することができます 。
ファイルの作成 (touch command)
新しい空のファイルを作成するために使用するのが「touch」コマンドです 。例えば、「newfile.txt」という名前の新しいファイルを作成したい場合は、次のように入力します 。
touch newfile.txt複数のファイルを一度に作成することも可能です。ファイル名をスペースで区切って指定します 。
touch file1.txt file2.txt file3.txt
「touch」コマンドは、既存のファイルの最終更新日時を現在時刻に更新する目的でも使用されます 。
ファイルの内容表示 (cat command, less command)
ファイルの内容を画面に表示するために使用するコマンドの一つが「cat」コマンドです 。例えば、「mydocument.txt」というファイルの内容を表示したい場合は、次のように入力します 。
cat mydocument.txt
「cat」コマンドには、行番号を表示する「-n」オプションなど、便利なオプションがいくつかあります 。
cat -n mydocument.txt
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