06データの型
ここまで何の説明もなしに、数値(12など)や文字列(’ススー’など)を扱ってきました。ここでは、PHPが扱えるデータの型について考えてみます。
データの型がなぜ必要なのかというと、型が違うと扱い方も違ってくるからです。型の違うデータの演算を考えてみましょう。 たとえば、10 ÷ あいうえおという型の違うデータ同士の割り算を見たとき、どう思うでしょうか?まったく意味のない演算(そんな演算が本当にできるの?)だと思うことでしょう。
つまり、型が違うもの同士は同じ舞台には立てない(扱いが違う)ということです。コンピュータはさまざまなデータを扱いますが、それぞれのデータの扱い方を判断するためにデータ型という仕組みがあるのです。
データの型は、PHP内部では必要な概念です。データには型があることを覚えておいてください。
数値型(int)
数値型は文字通り数値のことです。
1や 20 などの数字がこの数値型に分類されます。
実数値(浮動小数)
「浮動」という言葉がついていますが、算数・数学で習った普通の小数と変わりありません。小数のデータを 実数 と呼ぶことも多いです。
<?php
$num = 1.2;
?>文字列型(string)
PHPにおいて、文字列は非常に重要な役割を果たします。PHPでは、多くのデータが文字列で表現できます。
Webページを思い浮かべてください。画像と映像以外でやり取りするデータは主にテキストデータ(文字列型)です。Googleで検索するのも、SNSで投稿するのも、Webでは基本的にテキストデータでやり取りします。
文字列型は 「‘(シングルクォーテーション)」か「“(ダブルクォーテーション)」で囲って表現します。
<?php
$string = '文字列型';
$string2 = "文字列型";
// 数値も" " または' ' で囲うと文字列型になる
$string3 = "1";
?>配列型(array)
複数の値をまとめて管理することができる型です。
JavaScriptでも出てきた配列と同じです。
<?php
$fruits = ['リンゴ', 'バナナ', 'オレンジ'];
// リンゴを取り出したいときは$fruits[0]と記述する
?>連想配列
連想配列では、先ほどの$fruitsの要素1つ1つに名前を付けることができます。
連想配列の基本
- 連想配列は、 array() で作成するか、[ ](角括弧)で作成します。
- キー => 値のペアを1つの要素とします。
- 連想配列は、任意のデータ型のデータを値としてもつことが可能です。
- 要素と要素はカンマ(,)で区切ります。
例)
<?php
$fruits = [
'apple' => 'リンゴ',
'banana' => 'バナナ',
'orange' => 'オレンジ',
];
// リンゴを取得したいときは$fruits['apple']と書く
?>論理値
論理値型の値は2つだけです。true(真)かfalse(偽)だけです。
論理値は、条件分岐(if文など)などで役に立ちます。
<?php
$t = true;
$f = false;
// $true = "true"; これは文字列型になるので注意
?>NULL型
NULL型の値は1つだけで、 大文字小文字を区別しない定数 null です。
NULLは 空っぽ を意味します。
変数に nullが代入されている場面
- 変数の用意(宣言)だけをして、何も値を代入しなかったとき
- 変数に nullを代入したとき
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